マダイイリドウイルス(RSIV)はマダイ養殖に被害をおよぼすウイルスであり、これまでにワクチンや耐病性系統の作出が行われてきました。我々は耐病性系統の開発に成功し、また、遺伝子解析の結果から耐病性形質は主要組織適合遺伝子複合体IIβ(MHC IIβ)と連鎖することを明かとしてきました。本研究では、養殖マダイ集団におけるMHC IIβ遺伝子の多様性を調べるとともに、ウイルスの認識に重要な役割を示すペプチド結合溝のアミノ酸特性からウイルス耐性個体の持つMHC IIβについて考察しました。
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DOI: doi.org/10.1016/j.aquaculture.2022.738038