各種飼育条件下(昇温ストレス・細菌感染・免疫賦活剤投与)におけるヒラメ粘膜組織中のヘモグロビン β 遺伝子発現の変化を解析【D3 森美里, 准教授 間野 伸宏】

研究成果のポイント

・ 粘膜組織中に存在するヘモグロビンβ (Hbβ)の生理学的・免疫学的役割の情報を得ることを目的として、各種飼育条件下でのHbβ 遺伝子発現動態をリアルタイム PCR 解析にて解析した。
・ 粘膜組織中のHbβ 遺伝子発現は、昇温ストレス時において、特に鰓組織中で著しく減少した(皮膚組織でも減少傾向が認められた)。一方、感染初期ならびに免疫賦活剤投与時では皮膚組織において有意に上昇した。
・ヒラメ粘膜組織中の Hbβ 遺伝子発現動態は、魚体の健康状態と相関性がみられたことから、魚の健康指標としての利用が期待できる。

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DOI: doi.org/10.3390/toxins14020150

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