和田直久さんが日本サンゴ礁学会の論文賞を受賞
受賞論文は、筆頭著者の和田直久氏(現在、台湾のBiodiversity Research Center, Academic Sinica研究員)が本学部博士後期課程在学中に執筆した、2010および2011年に沖縄県阿嘉島周辺海域におけるサンゴの病気の発生状況を調べたものです。本論文では、サンゴに形成された微生物群(黒色バンド)が健康なサンゴ組織を侵襲していく黒帯病(Black Band Diseases: BBD)と呼ばれる病気が、阿嘉島周辺海域において最も優占して発生していることを明らかにした他、BBDの発生状況や黒色バンドの変化を詳細に分析しています。
・受賞論文題目:
Occurrence of coral diseases at Akajima, Okinawa, Japan in 2010 and 2011.
・掲載雑誌:Galaxea, Journal of the Coral Reef Studies, 19巻, 35-44頁
※掲載サイト:https://www.jstage.jst.go.jp/article/galaxea/19/1/19_35/_article/-char/en
・著者:Naohisa WADA, Nobuhiro MANO, Yukio YANAGISAWA, and Tsukasa MORI
和田直久(海洋生物資源科学科・平成28年度博士課程修了)
※平成29年度よりBiodiversity Research Center, Academia Sinica, Taiwan・研究員
間野伸宏(海洋生物資源科学科・准教授)
柳澤幸雄(一般教養・教授)
森司(海洋生物資源科学科・教授)
※過去の受賞者一覧:http://www.jcrs.jp/wp/?page_id=2728
日本サンゴ礁学会21回大会(琉球大学開催)期間中の平成30年11月23日(金)に授賞式が行われました。